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ご挨拶
 
 
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橘幸治朗
 
     
 「平家物語」は、およそ800年前、古代から中世、公家から武士に政権が移るその動乱期を描いた歴史物語であり、その社会の変革期を懸命に生きた人間の姿を壮大なスケールで描いたドラマです。厳しい運命に翻弄されながらも、愛に殉じ、雄々しく闘い、そして身を処していった源平の武者たちをはじめとする人間群像は、当時、琵琶法師の語りにより物語を享受した人々にとって、それは近しい体験や戒めであり、そして救い、癒しでした。その感動の深さや幅の広さはその後、能に始まり狂言・浄瑠璃・歌舞伎・新劇・舞踊などの舞台芸術や文学・音楽・美術等多岐にわたり影響を及ぼすこととなり、日本人の心に深く浸透してきました。今日の急激な世の流れに不安と焦燥を抱きつつ、私たちは、きっと「平家物語」に何かを感じ、そして戒められ、癒されるに違いありません。また一方で、芸能的にも“世阿弥”以前に立ち戻り、原典「平家物語」の語りを聴くことは、自らの想像力を喚起させ、物語の行間に潜む世界を旅するという意味で大変意義あることと信じております。また、古典芸能を観劇・鑑賞する上で、より奥行きと楽しみが広がり、如いては世界に類のないこの日本の古典芸能に新たな活力を生むひとつのきっかけになればと大きな期待を持ちます。この原典「平家物語」の語りに触れ、美しい日本語の響きとリズムを体感し、そして物語の世界を味わっていただける場を創造してまいります。
代表 橘幸治郎